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世はキャッシュレス時代。シニア世代には無縁なのか?





キャッシュレス決済とは?

シニア世代の皆様には馴染みがないキャッシュレス決済という言葉ですが、クレジットカードといえばわかりやすいかと思います。
キャッシュレスとは言葉通り、キャッシュ(現金)+レス(無し)
つまり、現金を要いない支払方法を示します。
キャッシュレス決済にはクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、スマホ決済などの方法があり、最近ではそれらの支払いの普及が進んでいるのです。
ちなみに、現在2019年では日本国でのキャッシュレス決済の普及率は20%ほどと言われています。
そして、お隣韓国のキャッシュレス決済の普及率はなんと90%を超えています。
韓国ではほとんどの方が現金を持たない社会へとなりつつあるのです。
その点、日本は圧倒的にキャッシュレス決済が遅れていることから、世界中の人が日本に集まる2020年東京オリンピックへ向けて、政府も普及に力を入れている様です。
キャッシュレス決済の種類
上にも述べたように、偏にキャッシュレス決済には様々な種類があります。
大まかな種類分けとそれぞれの特徴を見ていきましょう。
クレジットカード

現在、日本で一番利用者が多いキャッシュレス決済といえば、クレジットカードかと思います。
支払いの際にクレジットカードを提示することで、その翌月、または翌々月に銀行口座から月ごとの支払額がまとめて引き落とされるシステムです。
さらに支払い額が高額な場合は支払回数なども一括のほか、2回、3回,6回、12回などと分割で支払うこともできます(回数に応じて支払額に金利が付くことが一般的)
カードにはVISA、JCB、マスターカードなどの種類があり、それぞれのカードに利用できる国や買い物の種類がありますが、普段国内で利用する分には大きな違いはないと思います。
クレジットカードを発行する会社は実に沢山の種類があり、それまた各会社によって特徴があります。
楽天カードなら仕様に応じて楽天ポイントが貰えますし、ヤフーカードであればTポイントが貰えるなど…。
ご自身の生活圏内や利用用途に応じて適切なクレジットカードを持つのが一般的です。
デビットカード

デビットカードとクレジットカードは見た目は同じ様なカードですが、支払い金額の引き落としに決定的な違いがあります。
クレジットカードの支払額の引き落としが月単位が主なのに対して、デビットカードは支払いが発生した即時、または翌日に支払額が口座から引き落とされます。
即座に口座から一括で支払いされ、口座残高以上の支払いはできないので、お金を使いすぎてしまう心配も少ないかと思います。
デビットカードは基本的に銀行から発行されています。
プリペイドカード(電子マネー)

プリペイドカードは、あらかじめ「1,000円」、「3,000円」、「10,000円」などの定額料金でカードを購入し、その金額内で支払いをするカードです。
最近はコンビニやスーパーなどの身近なお店で購入できるようになっています。
QUOカード(クオカード)はプリペイドカードの一つですね。
使い切りタイプのカードなので、プリペイドカードをプレゼントしても喜ばれますよね。
そして電子マネーと呼ばれている決済手段もあります。
少しややこしくなって来たかもしれませんが、こちらは元はお金が全く入っていない空のカードに、お金を入金(チャージ)して使用するカードです。
プリペイドカードと少し段取りは違いますが、支払いに使用する前に「先払いで現金を払う」という点は同じなので、このふたつはまとめました。
スマホ決済

スマホ決済は、最近、特に普及が進んでいるキャッシュレス決済方法です。
スマホを使った決済手段は少し前からありましたが、
ここのところ、PayPay(ペイペイ)、ラインペイ、オリガミペイ、楽天ペイなど、続々と新しいサービスが登場しており、政府も普及に力を入れてキャンペーンなども計画されている様です。
PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン!」が特に消費者の皆様には印象深いキャンペーンかと思いますが、それらのサービスがどういったシステムなのか?

シニア世代の皆様にはチンプンカンプンかも知れません。
そもそもこのサービスは、スマホを所有していることが大前提であり、スマートフォンを持っていないシニアの方は利用することができません。
【シニア世代にオススメのスマホの紹介】
【シニア世代にオススメのスマホアプリ】
その仕組みは、スマホにPaypayやオリガミペイなどの決済システムアプリをダウンロードし、そのアプリとお持ちの銀行口座やクレジットカードを提携することで、スマホがお財布がわりになるというシステムです。
買い物の支払い時にスマホを提示するだけで、口座から支払額が引き落とされます。
現在は多くのキャンペーンが開催されており、支払い金額の数パーセントの金額が還付される様なキャンペーンでは、現金を利用するよりもお得になります。
おそらく今後はこのスマホ決済がどんどん普及していくかと思われます。
シニア世代にキャッシュレス決済は必要?

ここまでキャッシュレス決済について説明して来ましたが、果たしてシニア世代には適したシステムなのでしょうか?
結論から言って、今の所、そこまで適しているとは言えないと思います。
ただし、それはキャッシュレス化がまだ浸透し切っていない現段階での話です。
スマホ決済はそもそもスマホを所有していなければ無関係な話になってしまいますし、
まだまだシニア世代のスマホ普及率は低いです。
クレジットカードやプリペイドカードも、あまりシニア世代が使用するメリットは少ないのではないでしょうか?
しかし、国をあげてキャッシュレス化を進めている日本が、今後の変化していくであろう社会に順応するためには、入れておかなければいけない知識でもあります。
シニア世代だけでは難しいアプリの設定などは、周りの若い家族のサポートでうまくスマホ決済を利用することもできるかと思います。
スマホを所有し、スマホアプリに毎月決まった金額をチャージしておけば、お金を遣いすぎること無く、キャッシュレスで便利に支払いすることも可能です。
タクシー、バスや電車の交通機関や、薬局、スーパーなどのシニア世代の生活圏内でのキャッシュレス決済の普及が今後ますます進んでくるかと思います。
それに備えて、周りの家族がサポートしてあげながら、シニア世代もキャッシュレス決済を利用できる準備をしておくのも良いのではと思います。



