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腰痛を改善するための筋肉のほぐし方


腰が痛いと日常生活のあらゆる場面で支障をきたしますよね。
整形外科でレントゲンやMRIを撮っても異常が無く、原因がわからない腰痛は多く存在します。
いわゆる非特異性腰痛と呼ばれる腰痛です。
腰痛の8割は非特異性腰痛とも言われています。
マッサージや整体に行って腰を施術してもらってもイマイチ改善が感じられない🐸
「歳のせいだから諦めるか……。」と、八方塞がりの方も多いですよね。
そこで今回、そんな方々必見の腰痛を改善するためにほぐすべき腰以外の筋肉にある5つのポイントをご紹介いたします。
これはかなり必見です。
なぜ腰痛なのに腰以外の筋肉をほぐすのか

「腰が痛いのに腰以外をほぐす必要ある?」と、思いますよね?
「痛いところを施術する」というのが一般的な常識になっているようですが、それは完全に間違いです。
逆に、骨折やヘルニア、脊柱管狭窄症などのよほどの所見がない限りは腰の部位だけが原因の腰痛はまずありません。
腰の漢字は月(にくづき)に要(かなめ)と書くように、カラダの中心となる部位です。
カラダの中心であるがゆえ、周りの部位から受ける影響も大きく、様々筋肉によって腰痛を引き起こしているんです。
そのため、腰痛の際には腰以外の部位へアプローチしていくことが大変効果的なのです。
腰痛を改善する5つのポイント
それでは、腰痛を改善するために圧すべき5つのポイントを伝授いたします。
1.おしりの筋肉(中臀筋)

まずは何と言ってもおしりです。おしりにも様々な筋肉がついていますが、その中でも腰痛改善に重要な部位は中臀筋(ちゅうでんきん)です。
中臀筋は普段、立位の姿勢をとる際にカラダを支えるために緊張が強くなります。
そして中臀筋が緊張することによって腰の側面や下部の方に痛みを感じるようになります。
また、中臀筋の緊張は坐骨神経痛のような症状を出し、太もも裏や下腿の方まで痛みを発生させることもあります。
普段の生活の中で立ちっぱなしや座りっぱなしなどの姿勢を維持している時間を多く過ごされている方は、この中臀筋がカチカチになっていることが多いです。
特にシニア世代の皆さんは部屋の中に座っている生活が多いかと思います。
そう感じた方はまずはこの中臀筋をしっかりほぐすようにしましょう。
ほぐし方は、マッサージやストレッチなどの方法を駆使して、行うようにしてください。
とにかく緊張した筋肉をほぐしてあげるようにしましょう。
2.外側のふくらはぎ

続いては、ふくらはぎの筋肉です。ふくらはぎには「ヒラメ筋」と「腓腹筋」と言う筋肉がありますが、「どっちの筋肉が」とは意識しなくても良いです。
両方もみほぐしましょう。
ふくらはぎは下半身の血液を循環させるポンプのような働きをしていて、「第二の心臓」とも言われているくらい重要な部位なのですが、この部位は腰痛にとっても大変重要なポイントです。
特に腰痛へのアプローチにはふくらはぎの外側をほぐすことが有効で、腰が痛い方は大抵このポイントが凝り固まっています。
なぜふくらはぎと腰痛が関連しているかというと、坐骨神経からの神経的なつながりや、筋膜を介しての連結、東洋医学でいう腰痛のツボなどの理論があります。
しっかりと外側のふくらはぎをもみほぐすようにしましょう。
3.足の指の間

続いてのポイントはさらに下の方へ行って、「足の指の間」を触ってみてください。
触るべきポイントは2つで、足の「親指と人差し指の間の付け根」と「小指と薬指の間の付け根」の2箇所です。
図の星マークのポイントです。
ちょっと力を入れて圧してみて激痛が走る方はビンゴです。
痛みが和らぐくらいまで圧すと腰の痛みも軽くなるはずです。
ここは腰痛に効くツボと言われていて、腰痛の方はほとんど反応が出るところなのでしっかりともみほぐしてください。
4.首の側面・肩

いわゆる肩こりの症状によって腰痛が出ていることもあります。
これは「ロングトラクトサイン」と言われる症状で、ある部位とは離れた部位に痛みや痺れが現れます。
腰痛が出ている時には首の側面にある斜角筋という筋肉からのロングトラクトサインの可能性があります。
首の側面や肩の上部を圧してみて強い反応が出た方はしっかりとほぐしてください。
5.頭部の筋肉

日頃のストレスが蓄積されている場合は腰痛や肩こりなどの痛みを増強させる要因となりえます。
頭の筋肉とはいわゆる頭皮に位置する「前頭後頭筋」や「側頭筋」です。
手の指全体で頭を覆うように圧してみて、痛みが出たり、硬さを感じた方は要注意です。
頭部のてっぺんには百会というツボもあり、自律神経を整える作用があると言われてます。
夜寝つきが悪かったり、手足の冷えなどが出ている方は、自律神経のコントロールがうまくできていない場合が多いです。
そのツボも含めて、頭部の筋肉全体をほぐすことでカラダがリラックスして自律神経を安定させる効果があります。
まとめ


いかがでしたでしょうか?
以上が腰痛を改善するためにほぐすべき腰以外の5つの筋肉のポイントです。
この中で反応が出たポイントは多かれ少なかれ腰痛に影響を与えていることが考えられます。
ほぐれたと感じるまでしっかりとアプローチすることで腰痛の軽減ができることも多いので、痛みにあきらめかけていた方もぜひお試しください。
もちろん、それ以外にも運動や腰のストレッチを併用することで、より効率よく改善が図れるかと思いますので合わせて試みてください。
腰痛の体操はこちらの記事を参考にすると良いと思います。
記事:【シニア体操】ほとんどの腰痛は脳の勘違い?!腰痛改善の簡単体操
早速ですが、皆さんは腰痛持ちですか?おそらく、この記事にたどり着いた方は腰痛に悩んでいたり、ご家族に腰痛持ちの方がいるはずです。
今回の記事は、腰痛に対して効果的な筋肉のほぐし方をお伝えいたしますので、そんな方々は要チェクですヨ。